三つ目通りと蔵前通りの交差点に近い墨田区石原4丁目にあるNTT石原ビル。
かつてはは墨田電話局といわれていた場所だが、その前庭に関東大震災と東京大空襲で殉職した職員の慰霊の碑がある。碑の前にある説明版には次のように書かれていた。
この慰霊碑は昭和二十年三月十日未明の大空襲により当地一帯が焼け野原と化した際、電話局も全焼し前夜から勤務していた十五歳を最年少とする電話交換手二十八名及び男子職員三名が最後まで職場を守り殉職された。
職員の霊と、関東大震災において殉職された男子職員二名の霊を慰めるとともに、二度とこのような悲劇の起こらないことを祈願して昭和三十三年三月十日に建立されました。
慰霊碑手前には吉川英治氏の自筆による碑文があります。

三月十日の東京大空襲による犠牲者は10万人以上といわれている。東京の下町は焼夷弾による攻撃で火の海となった。その猛火のなかで挺身隊として動員された女史交換手(吉川英治の養女・園子もそのひとりだった)たちは、最後までカフを離さず殉職していったそうだ。
(NTT石原ビル:墨田区石原4-36


